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こどもNISAとは? 仕組みだけを3分で

ソファで赤ちゃんを抱きながらスマートフォンでこどもNISAを調べる母親のイラスト

名義は誰か、何が買えるか、いつ引き出せるか、18歳のあとどうなるか。金額の話は最後に置いて、仕組みだけをこの順で説明します。

目次

こどもNISAは、子ども名義の「非課税の口座」

ノートに「こども口座」と書く母親と、ラグで遊ぶ赤ちゃんのイラスト

こどもNISAは、2027年1月に始まります。対象は0歳から17歳まで、正確には、その年の1月1日に18歳未満の子どもです。

子どもの名前で持つ、非課税の口座です。非課税とは、増えた分に税金がかからないことです。ふつうは、投資で利益が出ると税金がかかります。この口座の中で出た利益には、かかりません。

NISAは、大人向けにすでにある、投資の利益に税金がかからない口座の制度です。こどもNISAは、その子ども版だと考えると近いです。

名義は、親ではなく子ども

赤ちゃんを抱く父親のそばで、母親が口座の書類に記入しているイラスト

口座の名義、つまり口座の持ち主は、子ども本人です。親の口座の中に子どもの枠ができるのではなく、子どもの名前の口座を開きます。0歳、つまり生まれた年から開設できます。

手続きをするのは、親権者などです。親権者は、多くの場合、父母のことです。子ども本人がまだ小さくても、代わりに手続きができます。

買えるのは投資信託だけ。株は買えない

赤ちゃんを抱いた母親が窓辺に並んだ小さな鉢植えに水をやるイラスト

こどもNISAで買えるのは、大人のNISAの「つみたて投資枠」で買える投資信託と、同じ基準で選ばれたものです。投資信託は、たくさんの会社の株などをひとまとめにした商品です。つみたて投資枠は、大人のNISAで毎月コツコツ買っていくための枠です。

基準は、長く積立と分散を続けるのに向いていることです。積立は、毎月決まった額を買い続けること。分散は、ひとつの会社や国に偏らせないことです。金融庁に届け出られたものが対象で、たとえば全世界の株式に投資するもの、アメリカの株式(S&P500)に投資するもの、日本の株式(日経平均・TOPIX)に投資するもの、などがあります。

株を1社ずつ選んで買うことはできません。大人のNISAにある成長投資枠、つまり株なども買える枠は、こどもNISAでは使えません。

どの投資信託を扱うかは、証券会社ごとに違います。こどもNISAでどれを扱うかは、2026年10月以降に各社が公表する見込みです。

関連記事:はじめてのNISA|こどもNISAの前に、親が知っておく4つのこと

税金がかからないのは「増えた分」

税金がかからないのは、売って出た利益(売却益)と、受け取る分配金です。分配金は、投資信託から定期的に受け取れるお金です。入れたお金の元の部分ではなく、そこから増えた部分が対象です。

ただし、投資信託には値動きがあります。増える年もあれば、減る年もあります。入れたお金より残高が少なくなる、元本割れのおそれもあります。非課税になるのは増えた分だけで、減らないという意味ではありません。

引き出せるのは、高3の1月から

赤ちゃんを抱いた母親が壁のカレンダーをめくるイラスト

こどもNISAのお金は、原則として、高校を卒業する年の前年12月まで引き出せません。引き出せるようになるのは、高校を卒業する年の1月1日からです。区切りは誕生日ではなく、学年です。高3の1月から、と覚えておけば近いです。これは、手続きをする親権者でも同じです。

中学に上がる年からは、条件つきの例外が1つ増えます。災害など、やむを得ない事情のときの例外もあります。例外の中身は、こどもNISAは、いつから引き出せる? 区切りは誕生日ではなく学年で説明します。

18歳で終わらない。同じ口座が大人のNISAになる

18歳で口座が終わるわけではありません。その年の1月1日の時点で18歳以上になっていれば、その年から、同じ口座がそのまま大人のNISAのつみたて投資枠に変わります。数えるのは誕生日ではなく、1月1日です。

別の口座に移す手続きはいりません。新しく口座を作る必要もなく、口座は1つのままです。0歳から始めた口座が、そのまま大人の口座として続きます。

関連記事:こどもNISAは18歳になったらどうなる? 口座はそのまま、本人の手に移る

口座は1つのまま こどもNISAの口座は、0歳で開いてから18歳のあとまで、同じ口座が続く。0歳から開設でき、名義は子ども本人。原則として高校を卒業する年の前年12月まで引き出せず、解除は高校を卒業する年の1月1日。その年の1月1日の時点で18歳以上になっていれば、その年から同じ口座がそのまま大人のNISAのつみたて投資枠へ移り、別の口座に移す手続きはいらない。数えるのは誕生日ではなく1月1日。 口座は1つのまま 0歳から18歳、その先まで 0歳〜 こどもNISAとして開く 名義は子ども本人。生まれた年から開設できる 〜高3の前年12月 原則、引き出せない 解除は高校を卒業する年の1月1日から 1月1日の時点で18歳以上になった年〜 同じ口座が大人のNISAへ つみたて投資枠に変わる。 別の口座に移す手続きはいらない 作り直すのではなく、同じ口座がそのまま続きます。

上限は年60万円。目標ではない

1年に入れられるのは60万円までで、これを年間投資枠といいます。月にすると5万円です。口座全体で非課税のまま持てる上限は600万円で、これを非課税保有限度額といいます。入れ方は積立だけで、まとまった額を一度に入れることはできません。

積立は、毎月同じ金額で買う仕組みです。価格が下がった月は同じ金額でより多くの口数を買え、上がった月は少なくなります。だから、下がった時期も積立を続けることに意味があります。この買い方をドル・コスト平均法といいます。

下がっている月に積立が実行されたら、ラッキーだと思うくらいが気が楽です。

60万円は上限であって、目標ではありません。使い切らなくても口座は開けますし、少額でも非課税の口座であることは変わりません。月3,000円なら、1年で36,000円です。月5,000円なら、1年で60,000円です。

そのお金、どこから来た?

口座に入れるお金は、もともと誰のお金かで、税金の扱いが変わります。

お年玉やお祝い金は、社会通念上相当な範囲なら、贈与税はかかりません。贈与税は、人からお金や財産をもらったときにかかる税金です。子どもがもらったお金を、子どもの口座に入れる。これだけなら、贈与税の話は出てきません。

親や祖父母が自分のお金を入れる場合は、子どもへの贈与にあたります。子どもが1年に受け取る贈与の合計が110万円までなら、贈与税はかかりません。親からの分も祖父母からの分も、子どもの側で合わせて数えます。「教育費だから贈与税はかからない」という扱いは、口座に積み立てるお金には使えません。

そのお金は、どこから来たか 子ども名義の口座に入れるお金は、出どころで扱いが分かれる。お年玉やお祝い金はもともと子どものお金で、社会通念上相当と認められる範囲なら贈与税はかからない。親や祖父母が自分のお金を入れる場合は贈与にあたり、子どもが1年に受け取る贈与の合計が110万円までなら贈与税はかからない。どちらから来ても、入る先は子ども名義の同じ口座。 そのお金は、どこから来たか 金額より先に、出どころで分ける 1 もともと子どものお金 お年玉・お祝い金 社会通念上相当な範囲なら、贈与税はかからない 2 親や祖父母が出すお金 親のお金・祖父母のお金 贈与になる。ただし子どもが受け取る合計で 年110万円までなら、贈与税はかからない 入る先は、子ども名義の同じ口座 どちらから来ても、入る先は同じ口座です。

始まるのは2027年1月、受付は2026年10月から

玄関でベビーカーの赤ちゃんと出かける支度をする両親のイラスト

制度が始まるのは、2027年1月です。口座の受付は、2026年10月に始まる予定です。

毎月いくらから積み立てられるかは、制度に決まりがありません。金融機関ごとに決まります。大人のNISAでは、100円から積み立てられる証券会社があります。こどもNISAでいくらからになるかは、各社の受付が始まるころに分かる見込みです。

学資保険の代わりに、という選び方もある

夜のリビングでカップを手に向かい合って話す夫婦のイラスト

比べるものではありませんが、学資保険の代わりが要る場面はあります。健康上の理由で入れなかった。時期を逃して入りそびれた。入ったけれど足りない。そういうとき、こどもNISAを代わりに使う、という選び方もあります。学資保険との違いは、別の記事にまとめています。

関連記事:こどもNISAと学資保険、生まれたばかりの子にどっちを選ぶ?


出典を見る(12本)
  • 租税特別措置法 第37条の14・第9条の8(2027年1月1日施行版)(確認日 2026-09-04)
  • 財務省 令和8年度税制改正(確認日 2026-09-04)
  • 金融庁 つみたて投資枠対象商品(届出一覧 2026年8月31日更新)(確認日 2026-09-04)
  • 楽天証券 こどもNISAとは(確認日 2026-09-04)
  • SBI証券 NISA植田道場 こどもNISAの年齢別活用法(確認日 2026-09-04)
  • 金融庁 NISA特設ウェブサイト 資産形成の基本(確認日 2026-09-03)
  • 金融庁 アクセスFSA 2026年2月号(確認日 2026-09-04)
  • 金融庁 令和8年度税制改正について(確認日 2026-09-04)
  • 国税庁 タックスアンサー No.4405(確認日 2026-09-03)
  • 国税庁 タックスアンサー No.4402(確認日 2026-09-03)
  • 楽天証券 つみたて投資枠(確認日 2026-09-03)
  • SBI証券 投資信託(確認日 2026-09-03)

ネットで口座を開ける証券会社(親のNISA)

楽天証券

運営者が使っている証券会社

  • 投資信託は100円から積み立てられる
  • 楽天カードでの積立でポイント(カードと商品により0.5〜2%)
  • 楽天銀行と連携(マネーブリッジ・無料)で、入出金を自動化できる
  • NISAの取引手数料は無料。口座開設も無料

SBI証券

  • NISAでは投資信託・国内株式・米国株式の取引手数料が無料(一部条件あり)
  • 投資信託は100円から。クレジットカードでの積立でポイント
  • 口座開設料・管理料は無料

松井証券

  • NISAの口座では株式・投資信託の取引手数料が0円
  • 投資信託は100円から。毎月・毎週・毎日から選べる
  • 電話とチャットのサポート。口座はオンラインで最短即日

マネックス証券

  • NISAの口座の売買手数料はすべて無料
  • 投資信託の積立は100円から。クレジットカードでの積立はポイント還元率が最大3.1%
  • 口座開設・維持費は無料

載せている条件は各社の公式ページで確認したものです(確認日 2026年9月18日。楽天証券は9月20日)。各社が変えることがあるので、申し込む前に公式ページで確認してください。こどもNISAの口座は、受付が2026年10月からです。

最終確認日: 2026年9月6日

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